読書本紹介【トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」】
こんばんは、コムロです。
最近、Facebookを見ていると、「7日間ブックカバーチャレンジ」というものが良く出てくるなと思います。
7日間ブックカバーチャレンジとは?
1日1冊本を紹介する
ブックカバーチャレンジとは、バトンが回ってきたら、
①1週間の間、1日1冊好きな本の表紙をSNSにアップする
②その際にまた別の誰かにバトンを回す(指名する)
上記の2つを行うモノです。
引用元:
1週間、ということは7冊の本を紹介するということになりますね。
私は、まだ送られてきてはいないのですが、個人的にもこのブログの中で「7日間ブックカバーチャレンジ」をやっていこうと思います。
本日私が紹介をする本は、【トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」】(著:俣野成敏・中村将人)です。
この本は2015年11月20日に発売され、ベストセラーにもなった本です。私自身も「師匠」と呼べる存在の方からこんなおすすめの本があるよということで、手に取って読んでみました。
著者紹介
著者の俣野さん・中村さんについて簡単に紹介をします!
俣野成敏
30歳の時に遭遇したリストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任する。
引用元:
中村将人
1971年、静岡県生まれ。10歳からクワガタを販売する商売を開始。
大学卒業までに20種類以上のアルバイトを経験し、
大学卒業後はオフィス機器の販売で有名なベンチャー企業の飛び込み営業に挑戦する。
26歳で 年収1000万を突破、
28歳のときには最年少で本社営業部長に抜擢され、
30歳で独立起業する。
その後、3年で上場準備段階まで会社を急成長させるも、
景気悪化で社員40名は全員退社。
4億円の負債を抱えるが、3年で復活。
引用元:
上のお二方が執筆をされています。
本の要約
本の内容ですが、現状の日本人のお金に対する考え方に警鐘を鳴らすところから始まります。
知らないと自分が損をする、お金の真実~自分を守れるのは自分自身のみ~
既に日本国の財政問題というのは、深刻化を迎えています。
国の借金といわれる国債の発行総額は1000兆円を超えてしまいました。
そして、この国債の総額は今も増え続けているのです。
しかし、多くの日本人はこの事実に対して目を向けようとはしません。目を向けないほうが楽ですし、日本にいればある程度の生活は保障されるからです。
ただし、今後の未来はわかりません。今の若い世代はほぼ確実に年金はもらえないでしょうし、1人の老人の医療費・保険料を1人の若者が支えるという肩車時代が到達するのは間違いないのです。
だからこそ、各個人が今の日本の現状について正しく認識し、目を向け問題意識を持つ必要があると筆者は説いています。
まずは、逃げずに現実を受け止めてみましょう。「自分のお金の問題と向き合い、対処する」ことは、その第一歩です。中には節税についてなども述べていますが、節税自体が真の目的ではありません。
自分の身は自分で守る術を知ること。「言う通りにすれば、代わりに老後を保証してくれるんでしょ?」という考え方が、国でも会社でもすでに幻想にしかすぎないことを、私たちは心の底ではわかっています。
今、時代は変革期にさしかかっています。私たちは、真剣になって取り組まなければなりません。自分の身を守るのは自分を置いて、他にはいません。
私たちが本気で変われば、国も変わらざるを得なくなります。なぜなら、意識はしていなくても、この日本国を運営しているのは、私たち一人ひとりだからです。
お金について真剣に考えるようになったとき、あなたはすでに変化し、自立への第一歩を踏み出しているに違いありません。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 はじめに より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
サラリーマンの給料は筆者曰く「国にさんざん搾り取られた後の残りかす」
現在の日本は、前の節でも述べた通り、国債がついに1000兆円を超えてしまいました。
これはGDPの約2倍、国家予算の約10倍です。
さらに国家予算の歳出の約2割は国債やの返済に充てられています。これは社会保障費に次ぐ数字であり、政府は借金の返済に充てるために巧妙に仕組みを利用して国民からお金を巻き上げているのです。その巻き上げのシステムの格好の餌が「サラリーマンの給料」なのです。サラリーマンの給料はほとんどが給料から税金を天引きして支給をされている仕組みとなっています。
天引きというシステムは普段なかなか意識をしないため忘れ去られがちですが、このシステムを利用して、政府は徐々に徐々に締め上げを強化していると筆者は説いています。
~本文から~
さらに、住民税は一律10%。社会保険料は目まぐるしく変化していますが、会社が負担する社会保険料は約15%。そして社員が負担する社会保険料は約14%となっています。
年収4000万円の所得がある人は、稼いだお金の内実に68%を、国に税金として納めているということになります。
稼ぎが900万円クラスの人でも、およそ50%が税金などで持っていかれているのが現状です。
それはたとえば、年収4000万円をもらっている会社役員であれば、8月まではひたすら税金を納めるためだけに働き、9月からようやく、自分の手取りになるということ。
せっかく厳しい出世競争を勝ち抜き、現在も会社の生き残りをかけて、日々しのぎを削っているというのに、これではあまりにも夢がない。
つまり、日本人の間に漠然とある「年収1000万円以上は高給取り」という認識も、“手取り”ということになれば、額面の半分しか受け取っていないということなのです。
その“半分に減らされた”稼ぎの中から、家賃や住宅ローンを払い、生命保険を払い、車を買い、子供の養育費を払い・・・・・残ったお金の中から、自分の趣味、やりたいこと、買いたいモノを買うお金をねん出している・・・・・。
それが一般的なサラリーマンです。
~中略~
寝る間も惜しんで、自分が動ける限りの仕事をします。
そうして、自分の持つパワーを最大限に使います。
時間のパワー、労働のパワー、そして情熱のパワー・・・・・。
しかし、いくら仕事にパワーを使っても、稼げば稼ぐほどお金(税金)を取られてしまう・・・・・。
それが今の日本の実情なのです。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第1章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
最強の節税対策は「個人」から「法人」に変えていくこと!
ではその「搾りかす」をとられないようにするためにはどのようにすればよいのでしょうか。
それは、ずばり「会社」をあなた自身が立ち上げることなのです。
会社を持つことで日々の様々な生活の出費を「経費」として税金の控除の対象になるのです。(※当然ですが、経費が下りない出費もありますので、注意してください。下にサイトを貼っておきますのでここから確認をしてください。)
サラリーマンが個人でモノを買う場合、すべて手取りのお金から賄います。それは、すでに税金を引かれたあとの残ったお金から、ということ。
この“順番”を、変えるのです。
先に自分で何にどう使うのかという方針を持ち、税金対策をした上で所得を得る。その過程で「経費」としてモノを買う。
自分の手取りのお金でモノを買うのではなく、自分の(つくった)会社に買ってもらうのです。この仕組みこそが、最強の節税対策です。
そして、自分のつくる会社・・・・・法人は、最強の「節税マシン」となるわけです。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第2章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
会社を起こせないと思っているのは単なる「思い込み」である
よく会社を起こすことで心理的なハードルとして「自分が会社の代表になるなんて………」と考える場合があると思います(実際私もそうです。)
しかし、法人を設立することはさほど難しいことではありません。最低限のお金と手続きさえあればだれでも起こせるものと筆者は説いています。(初年度19万円、次年度~7万円の法人税)
「法人住民税」としてかかる年間7万円の法人税のみ。ランニングコストはこれだけでOKです(利益が出た場合を除く)。
設立費用の12万円と合わせて、初年度の最低費用としては年間19万円で会社を運営できるのです。
最強の節税マシンを持つのに必要な経費は、19万円。
しかし、実は一番大きなハードルといえるモノがまだあります。
それは、「常識」。
つまり、自分自身の思い込みです。
「サラリーマンのくせに、会社を立ち上げるなんて・・・・・」
という、会社に対する罪悪感です。それは本当は、まったく気にする必要のないことなのですが。
このメンタルブロックがもっとも厄介なのです。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第2章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
師匠のすべてを受け入れること!
人生が変わる瞬間というのは、ほとんどが師匠(メンター)から様々なことを学びます。
筆者はまず投資初心者のうちはメンターの思考・行動をすべてトレースすることが大切であると述べています。
あなたが“投資の師匠”とする人であるならば、その人のいうことはすべて聞く。
「やれ」といわれたことは、「ホントかよ・・・・・」と思いながらも、全部やります。
「ホントかよ・・・・・」と思う気持ちは、あってもいいのです。
なぜなら、自分と違う価値観を教えてもらっているのですから。
そこに違和感が生じることは、ある意味「正しい」のです。
ここで一番やってはいけないのは、その違和感にこだわり、他の人の意見を求めてしまうことです。
「◯◯さんがいうにはこうしろ、ということなんですが・・・・・ホントにそうしたほうがいいんですかね?」
そんなふうに、他の人に意見を求めたり、同じ質問を別の人にしたりする・・・・・そのような疑問を抱いている人に対して、師匠がすべてを教えようと思うでしょうか?
これでは一気に師匠からの信用を失うことになってしまいます。
いわゆる「セカンドオピニオン」は、医療の世界では有効であるかもしれませんが、「学びの世界」ではNGなのです。
意見を聞くなら鵜呑(うの)みにする。
突っ込むなら片足でなく、両足をズッポリ・・・・・が正解です。
これが、投資の師匠から一番かわいがられ、有益な情報やノウハウを教えてもらうための秘訣です。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第3章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
「メンターのすべてを受け入れる」≠「依存する」
そして筆者が最も重要だと説いているのは、すべてを受け入れることと、師匠に依存をすることは全く違うことであり、依存することは絶対にタブーとまで述べています。
なぜ依存することがいけないのか、それは依存をすると、責任の所在を他者に求めてしまうからです。責任を他者に擦り付ける=成長意欲が止まったも同然なのです。
だからこそ、学び始めたときから責任の所在は一切合切自分にあると覚悟を決めることが必要であると筆者は述べています。
しかし、誰か特定の人を「人生のメンター」にしてしまうと、その相手にすべてを依存してしまう可能性が出てくるのです。
「誰かに依存する」・・・・・これは投資においても絶対にタブーです。
“盲信”と”依存”は違います。
それは、何かがあった場合に、責任の所在がどこにあるか? の違いです。
すべての責任は自分にある。
モノを学ぶ際には、最初からその覚悟が必要なのです。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第3章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
打席に立ってバットを振らない限り、結果は出ない
これは何事においてもそうですが、何か行動しない限りは結果が出ません。行動をすることで失敗もするし、成功もするのです。国民的スーパースター長嶋茂雄は「失敗は成功のマザー」という名言(?)を残しています。
(長嶋茂雄の名言集は結構面白いので、見ることをお勧めします。リンクを貼っておきます)
ここでは、筆者も「何度失敗しても、儲かればよい」と述べているのです。
つまり、行動を起こさないと物事の本質は見えてこないのです。
たった一回の負けや損を恐れていたら、初めの一歩さえも踏み出せない………実際にそうしていつまで経っても投資を躊躇している人、どんなチャンスが来ても傍観者に回ってしまう人が非常に多い。
~中略~
投資の目的が「お金を増やそう」ということであれば(当然そうですけどね)、勝率などは問題ではないのです。「それで結局、資産はいくら増えたのか」着目すべき点はここであり、確率うんぬんの話ではないのです。
だからこそ、機会は何度もあったほうが良い。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第4章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
失敗した理由を考え、次につなげること
そして失敗した理由をとことん考え、次のチャンスにつなげることが重要だと筆者は述べています。
結果を積み重ね、コツを覚え、そして徐々に勝率が上がっていく………これはどこの世界でも同じことです。
何もしなければ、何も生まれずゼロのまま。
でも、100の実践のうち1つでもうまくいけば、その1つがうまくいった理由、99の失敗の理由を考え、次のチャンスにつなげることもできるのです。
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』 第4章 より 俣野成敏、中村将人:著 日本経済新聞出版社:刊
総まとめ
この本の重要部分をまとめます!
・自分自身を守るために、お金の知識を勉強すること
・最強の節税対策は、「法人設立」である
・師匠を「妄信」はしても、「依存」はしない
・結果を出すためにとにかく失敗と成功を繰り返して行くこと
最後に
私自身初めて、読書本の要約を紹介しました。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
本のリンクを貼っておきますので、ぜひ見てみてください。
では、ではでは!!